嫌なことには身体で向き合う

生きていると、いいことも悪いことも起こります。

過ぎさったことは忘れてしまうこともできますが、これから起こる嫌なことと向き合っていかないといけない場合、いろいろと考えてしまい、心が重くなってしまいますよね!

嫌なことがあった時の感情は 『不安』と『恐怖』に分けることができます。

この2つの違いは、自分の中で嫌なことの原因とか対象が具体的になっているかどうかです。

それがハッキリしないうちは、どうしたら良いかわからないで、『もう、逃げてしまいたい!』と思うこともあると思います。

でも、何が嫌なのか? 原因さえ分かってしまえば、対処法も具体的に考えることができます。

対処法がわかれば不安な気持ちは薄れて原因と向き合う気持ちは、どちらかというと恐怖心に変わっていきます。

恐怖のあまり逃げ出したくなる時もありますが、ここまで来たらあと一歩です。

恐怖は、勇気や考え方一つで乗り越えることができます。

例えば仕事で、新商品の紹介プロジェクトを任されたとします。 人前で話すことが苦手なあなたは、どのくらい人が来るのか、何を話せばいいかなど、不安な気持ちになっていますが、これらのことは少しずつ準備をしていくうちに対処法が見つかるので、不安は薄れてきます!

あとは当日失敗しないかという恐怖心だけです。 そして、あとはやるだけです!

 

私たちに、心と身体があるのは 心(頭や心の中)だけじゃなく、身体を通じて学ぶことができるからではないでしょうか。

嫌なことと向き合わないといけない時、心だけで考えていたら、不安な気持ちが募るだけです。

身体に危険が及ぶような状況では、無理をすることは禁物ですが、身体を使って行動をしてみることで、不安の原因が明らかになってきます。

 

お経や書き物を通して仏教の世界にも接することも大切なのですが、仏教は体験の世界。

早起きして掃除をしたり、読経したり、座禅をしたり・・・

なかなか身体を動かす機会のない人は、是非お寺を訪ねて、このような体験をしてみてください!

身体を動かしていると、心の中の不安が無くなっていく心地よさを感じることができますよ。

 

 

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