人は出会いの中でしか生きられない

世の中には、沢山の花の種類が存在します。

私個人としては、既に時期は終わりましたが紫陽花が好きです。

この紫陽花が、紫陽花として存在するためには何が必要でしょう?

まず、根をはる地面、その根っこからは、水や肥料を、葉っぱからは日光を吸収します。

もちろん、空気も必要です!

では、紫陽花とは何を指すんでしょうか?

根っこから葉っぱまでの紫陽花全体でしょうか? でも紫陽花は、地面や水、肥料、日光と空気などがないと存在できません。

つまり『条件』が整って初めて紫陽花として存在できるんです。

もっと言うと、水や日光も紫陽花の一部となっています。

 

この紫陽花を『人』として考えてみます。

あなたがあなたとして今、ここに存在しているのは、無数の『条件』が重なりあって、交わり、整って初めて可能となります。

人生のスタートだってそうです。 両親が互いに出会ったという『縁』があって、今のあなたが始まりました。 もっと辿ると、祖父母の出会い、祖父母の両親の出会いと縁がずっと繋がっているんです。

紫陽花も私たちも、あらゆる存在は、その縁によって生まれて、そして存在しています。

つまり、『自分』という存在を支えているのは、『縁』なんです。

他のあらゆるものと縁で繋がり、存在している。だからそれ独自、つまり、『自分だけでは存在できない』んです!

生まれてから今まで、多くの人との出会いがあったと思います。

嬉しい出会い、嫌な出会いもそれによって少なからず、影響を受けて出来上がったのが今の自分です。

多くの出会いによって形作られています。 そうです。 私たちは自分であって、自分ではない。

水や日光が紫陽花の一部になるように、好きなあの人も、苦手なあの人も、嫌いなあの人も、全て自分の一部なんです。

空気の中でしか生きられないように、出会いの中でしか私たちは存在できません。

 

仮に一人で生きていけたとしても、それは出会いは無いんです。

寂しいだけじゃなく、本当に『生きた』と言えるでしょうか?

命をいただいて良かった、生まれてきて良かったと言えるでしょうか?

今一度、あなたにとっての『生きる』とは何かと向き合ってみませんか?

オススメなのは、ご縁をいただいた人たちの名前を書き出して、『ありがとう』と思えることを、それぞれに箇条書きにするのがいいと思います。

そうすると、凄く有り難くて嬉しい気持ちになりますよ!

 

感謝