『縁』が繋がったとき恋は始まる

『どうしたら恋人できますか?』 と、ご相談を受けたことがありますが、

正直なところ、それには明確な方法はないと思います。

『恋をしている』『恋に落ちた』 いろんな言い方をしますが、果たしてそうなんでしょうか?

例えばあなたの理想にピッタリで、相性も合う人がいたとします。

でも、その人と実際に会う機会が無かったら、恋を始めるどころか、その人の存在すら知らないままです。

そうなんです! 自分の意思で恋をしているように思っていると思いますが、実は、違うんです。

 

例えば職場で出会ったとしたら、その職場に勤めることができた背景を考えてみてください。

誰かの紹介だったり、そこで働くために必要だった資格、その資格を取るために通った学校など・・・

複雑に絡まりあった糸をゆっくりと手繰っていくと、全てが繋がっているんです。

そしてその繋がりは、多くの人によって作られたものです。

家族や友人、知っている人から知らない人まで。

そんな中で、出会う環境としての場が整えられたわけです!

そこに更に、感情がプラスされます。

ミスをフォローしてくれた優しさ、もしくはミスを厳しく指摘してくれた頼もしさ。 この場合の受け止め方の違いは、それまでの環境の違いです。

以前の恋人が厳しい人だったから、優しさに惹かれたのかもしれないし、優柔不断な恋人と一緒にいたから、厳しさに惹かれたのかもしれません。

または、両親の影響だったりもあります。 感情さえも、周りの環境によって簡単に変わってしまうんです。

恋する場所も感情も、自分の意思とは違うところで整えられているんです。

そう思うと 『恋をしている』んじゃなくて 正しくいうと 『恋をさせられている』んです!

では誰に、恋をさせられているのか? と言うと、これは条件です。

生まれた場所、時間、性別、両親、通った学校、職場・・・ これを縁とも言いますが、それが複雑に絡まり合い、その中で誰かと出会います。

だから縁さえ整えば、恋をする対象とは思えないような人とも、恋に落ちます!

そうなんです。 あなたが望もうが望むまいが、縁が整えば、その時のあなたにピッタリな恋人ができてしまうんです。

縁は、自分の意思と関係なく整えられます。

だから今、恋人がいなくて悩まれている人は、自分が今まで生きてきた中での縁を振り返り、まずは、その縁に感謝をすることから意識されてください。

 

感謝