生きる事の根本に目を向ける

皆さんは、どんな時に幸せだと感じますか?

日本では幸せとされていても、外国ではそうじゃないこともあります。

また、流行のように一時期だけ、もてはやされる幸せもあれば、時間や空間を越えて歴史の中で大切に言い伝えられる幸せもあります。

これをしたら必ず幸せになる、という特定の方法はありません。

でも生活そのものをできるだけ、質素にすることで身近な幸せを感じやすくすることはできます。

 

私は、幸せと感じるものがここ10年位でずいぶん変わりました!

例えば昔は、買い物をしても美味しいものを食べても、一時期な幸せはあるんですが、どこかでいつも満たされない寂しさを感じていました。

幸せを必死に追っていたのに、幸せじゃなかったんです。

でも、必要最小限の物だけでシンプルな暮らしをしていると、それまで何とも思っていなかったことが嬉しくて仕方ありませんでした。

食事や仲間との会話はもちろん、例えば雨が降ること、晴れた日に外を歩くこと、朝が来ることまでもが嬉しくなってきて、ある寒い冬の日に『春の足音』が聞こえてきたときは、嬉しくて躍りだしそうになるくらい、幸せでした。

その間、幸せを感じようと意識したことは全くありませんでした。

食べる、歩く、寝る、座る・・・こんな日常生活の中の身近な行動に興味を持って、丁寧に実践する簡素な暮らしをしていただけです。

それだけでも、物が少なくても社会的成功が無くても、不幸な時でさえ幸せを感じることができるようになったんです。

 

本当の意味での幸せと、物質的豊かさは無関係です。

日常生活の基本に立ち返った簡素な生活をすることで、そのことを心から実感することができますので、皆さんも簡素な暮らしを意識してみてください。

 

感謝